冷え性
- 手足が冷えて、なかなか寝付けない
- 上半身はほてっているのに、足先だけが温まらない
- お腹まで冷えて、下痢や頻尿の症状がある
- ストレスを感じると、手足が急に冷たくなる
- どこに行ってもなかなか改善しない
なぜ冷え性になるのか|札幌市中央区南区 菅原整骨院
私たち人の体温は通常、気温の変化に大きく左右されることなく、一定の体温に保とうとする働きがあります。筋肉や肝臓などで作られた熱は、血液に乗って身体の各器官に運ばれて行きます。私たちの身体は、この血液の流れる量を自動的に変化させたり、熱いときには汗をかいたりしながら体温を一定に保つように調節されています。
例えば、『寒い』と感じた場合、寒さを感じ取る細胞から送られた情報は、脳の視床下部に伝えられ、筋肉を震わせて熱を産生したり、身体の表面や末梢の血流量を減少させることで、体表面から逃げていく熱の量を減らしたりします。そうすることで、体温が低下してしまうのを防ごうとしているのです。反対に、『熱い』と感じた場合には、汗をかいたり、体表面や末梢の血流量を増加させたりすることで、体温を下げようとしているのです。
このような自動で体温を一定に保とうとする働きには、『自律神経』が深く関係しており、私たちが頭で考えることなく自然とコントロールされているのです。体温が極端に下がりすぎてしまうと、重要な臓器や脳に障害が起こってしまいます。
体温が下がってしまいそうな環境に置かれた場合、『自律神経』は命を守ろうと機能するため、臓器や脳の体温が下がってしまわない様に、手や足などの末端にいく血流量を低下させ、重要な器官を守ろうと働きます。そのため、身体の中でも特に手や足が冷えやすくなっているのです。
このような身体の働きとは関係なく、慢性的に手足あるいは全身が冷えて感じている場合を『冷え性』といいます。
本来の体温調節機能がうまく機能していない状態であり、主な原因として以下のものが考えられます。
・自律神経の乱れ
慢性的なストレスや私生活の乱れにより、体温調節機能の中枢である『自律神経』そのものがうまく機能していない状態です。夏の暑い時期に冷房にあたりすぎたり、過度の精神的ストレスにさらされたりすることで発症してしまいます。
・血液循環の乱れ
貧血や低血圧などの持病がある場合、骨格が大きく歪んでしまっている場合、またはきつい下着や肌着を身につけている場合などに、血液の循環が滞り、作られた『熱』が上手に運ばれていない状態です。頭や上半身はのぼせているのに、血液の循環が滞っている足先などに冷えが起こります。
・筋肉量の減少、筋肉不足
一般的に、男性に比べて女性は筋肉の量が少ないため、運動による熱の産生自体が減少してしまっていることで起こる『冷え性』です。運動習慣がなかったり、運動不足があったりすることで引き起こされます。
・ホルモンの乱れ
更年期や過度のストレスが原因でホルモンバランスが崩れ、血液循環の悪化を引き起こすことがあります。
放っておくとどうなるのか|札幌市中央区南区 菅原整骨院
多くの方は、長い期間手や足の冷え、全身の冷えを自覚しながらも特に治療することもなく体を温めるなどの対策をしていると思います。しかし、冷え性の原因は多岐にわたる為、原因から根本的に改善してあげる必要があります。もし、原因が分からずに対症療法のみを行っていると、血液循環の乱れからくるのぼせや発汗、筋肉の血流量減少から肩こりや腰痛を引き起こすこともあります。
また、自律神経の中枢である『視床下部』にまで影響を及ぼしてしまうと、感情のコントロールがうまくいかなくなってしまい、イライラや不安、うつ状態や頭痛、めまいを引き起こすこともあります。更に視床下部は睡眠や摂食行動の中枢でもある為、睡眠障害や摂食障害までも引き起こしてしまうこともあるのです。
この様な状態になってしまうと、日常生活でもかなりの支障が出てきてしまいますので、初期の段階から適切に治療を開始することが非常に重要になってきます。
当院での冷え性の施術方法|札幌市中央区南区 菅原整骨院
当院の治療のコンセプトは、「症状の出にくい身体づくりを提供すること」です。その為、最初の検査時は患者様の「症状の原因を診断すること」を大切にしています。
特に、難治性の『冷え性』の場合、症状の進行具合で施術の方法も変わるため、最初の問診時に詳しくお話を伺います。手や足の冷えが主な症状ですが、どのタイプの冷え性なのかをしっかりと見極める必要があります。
冷え性を引き起こす原因はその方によって様々ですが、日常のストレスよって自律神経が乱れていたり、運動不足などの生活習慣、血液循環に大きく関係する骨盤の歪みから、引き起こされていると当院では考えています。その為、冷え性の方には、このバランスを整えて正常化していくために、全身の筋緊張を整えるために手技を用いて優しく全身をほぐしていきます。
その後、『菅原式骨格調整』を行うことで骨盤の歪みを取り除き、血液循環の正常化を図っていきます。自律神経の乱れが原因の冷え性の場合、当院独自の「TST療法(トータルサブラクセーション療法)」を施します。
TST療法とは、1990年に医師「斉藤 徹先生」により発案された針を使わない良導絡療法を当院長が学び、そこから考案された当院独自の手技を指します。TST療法により経絡を刺激することで、体内での経絡の流れが整い、人体が本来持ち合わせているバランスが正常化していきます。その結果、自律神経の乱れから引き起こされる辛い冷え性が徐々に和らいでいくことが実感できます。
また、それぞれの方の症状に合わせて、施術する経絡を選択しながら快方へと導いていきます。
このTST療法により、他では中々良くならないと言われている難治性の症状にも当院では対応しておりますので、お気軽にご相談下さい。
皆様のお辛い症状の原因を取り除き、痛みの出にくい生活をサポートすることで、痛みを根本から改善することをお約束いたします。ぜひご一緒に、「痛みを忘れる未来」に向けて取り組んでいきませんか?