・ご来院のきっかけ、症状をお書きください。
インターネットで調べた
足のかかとのつけねが痛んだ(ビリッと激しい痛み)
・施術後の身体の変化や感想、その他ご自由にお書きください。
最初の2週間くらいで強い痛みはなくなった。
長く歩いたり、立ち上がったりする際の不安がうすれ、安心できた。
かかとの痛みは、私たちが歩いたり走ったり、立っている際の繰り返しの刺激が蓄積されることで引き起こされます。
本来、体重の70%がかかと、残りの30%が爪先で支えられていますが、姿勢の乱れや生活習慣の癖でこのバランスが崩れることで痛みが現れてしまいます。
特に、現代社会では、コンクリートやアスファルトなど、固い地面の上で生活していますので、かかとを痛める方が増えています。
また、健康志向から、ランニングなどの運動の習慣が増えたことも、原因にあげられます。 かかとの痛みを引き起こす主な原因として、以下のものが挙げられます。
足底筋膜炎
かかとの骨と繋がっている足底筋膜が、着地などの外力が繰り返されることで負担が蓄積され、炎症を起こしている状態です。仕事で長時間立ちっぱなしの方や、ランニングなどを繰り返し行っている方に多くみられます。かかとの痛みのなかで、もっとも多い症状です。
座骨神経痛
座骨神経痛とは、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などで下半身に痛みや痺れが現れる症状です。障害を受けた神経がかかとに痛みを引き起こすことがあります。かかとの痛みと共に、腰やおしり、足の他の部分にも何らかの症状がある場合には座骨神経痛の可能性があります。
踵骨骨端症(セーバー病、シーバー病)
10歳前後の子供に特有の症状で、かかとの痛みや腫れ、歩行時の痛みと圧痛(押すと痛い)と言う症状があります。発育期の子供のかかとは、骨が成長するための軟骨が残っています。この軟骨は通常の骨よりも柔らかく、激しい運動でアキレス腱が引っ張る刺激を繰り返し受けることで血流の障害や炎症を引き起こしている状態です。
踵骨骨髄炎
外力とは関係なく、細菌の感染による炎症です。幼児や高齢者に多くみられますが、全ての年代で発症します。専門の医療機関で治療する必要があります。
かかとの痛みは、上記の通り繰り返しの負担がかかることで発症します。初期の段階では、朝の一歩目に強い痛みが現れるのが特徴ですが、長時間座っていたあとの歩き始めにも痛みを感じることもあります。
また、運動時の痛みは少なく、運動後の安静時に痛みが強くなる傾向にあります。
この時点では、痛みを感じない時間が多かったり、子供の場合は練習を休めないなどの理由から適切な治療を行わず、我慢してしまうことも少なくありません。
かかとの痛みを治療せずに放っておくと、かかとへの負担がさらに繰り返されることで、慢性的な痛みへと進行していきます。歩行時や運動時の痛みが持続的に現れるようになり、日常生活へ支障を来すことになります。
また、かかとへの繰り返しの負担により、足底筋膜で微小な損傷が繰り返されると、生体の反応で余分な血管や神経が作られてしまいます。
この状態になると、痛みをするどく感じるようになるだけでなく、難治性の足底筋膜炎となり、治るのに1年以上かかることもあります。
繰り返すかかとの痛みでも我慢しながら運動や日常生活を送り、症状が進行した状態の方が多い印象です。
もし、原因不明のかかとの痛みでお困りの場合には、早目の受診をお勧め致します。
当院の治療のコンセプトは、「症状の出にくい身体づくりを提供すること」です。その為、最初の検査時は患者様の「痛みの原因を診断すること」を大切にしています。
かかとの痛みの場合、細菌感染や子供の骨端症(こったんしょう)、一般的な足底筋膜炎などの判別を行うために、最初の問診時に詳しくお話を伺います。
原因は、足にかかる荷重のバランスが乱れていますので、症状が現れているかかとや足の裏に直接施術をしたり、電気をかけても良くなることはなく、炎症を引き起こしてしまい、症状が悪化してしまうこともあります。
かかとの痛みを起こす原因はその方によって様々ですが、運動習慣や運動の環境、日常生活動作などの影響によって本来の身体のバランスが乱れ、その結果、かかとへの負担が増えたときに引き起こされます。
その為、かかとの痛みでお困りの方には、この足部へのバランスを整えて正常化していくために、骨盤や背骨を中心とした、全身の骨格の状態を整えていきます。
手技を用いて、固くなっている筋肉を心地良い強さで弛め、当院独自の痛みの少ない方法で、全身の骨格を調整していきます。
そうすることで、 お辛いかかとの痛みが徐々に和らいでいくことが実感できます。
また、それぞれの方の症状に合わせて、鍼治療を行うこともあります。 皆様のお辛い症状の原因を取り除き、症状の出にくい生活をサポートすることで、根本から改善するよう努めてまいります。
ぜひ「かかとの痛みを忘れる未来」に向けてご一緒に取り組んでいきましょう。