ぎっくり腰（急性腰痛症）とは、荷物を持ち上げる、ベッドから起き上がるなどの些細なことをきっかけに、突然腰が痛くなり動けなくなってしまう状態をいいます。

家事や重労働など過度の負担を腰に掛けることによる、筋肉の疲労や骨の歪み、腰やお腹周りを含めた体幹部の筋力（腹直筋、腹斜筋、大腰筋など）の衰えが発症の要因ともいわれています。痛みを出した動きだけが悪いわけではなく、日常の積み重ねが原因で引き起こしてしまうのです。よって、骨格の歪みやバランス、筋力、日常動作なども関係してくることから、日頃からのケアがとても重要になります。

一度ぎっくり腰になってしまうと、仕事や日常生活が困難になるほどの痛みが出現し、１日中横になって過ごす事を余儀なくされてしまうこともしばしばあります。

また、一度治っても、骨格の歪みやバランス、筋力低下が改善されていないと、季節の変わり目や疲れが溜まった頃に、再び繰り返してしまうことも珍しくありません。
多くのぎっくり腰の方々を見ていますと、１年に数回ぎっくり腰を繰り返してしまう、数年前にぎっくり腰を起こしてから、違和感や痛みを抱えたまま仕事をしている方が非常に多くみられます。

その結果

• 「寒くなってきたから、ぎっくり腰になるんじゃないか？」
• 「旅行中に動けなくなったらどうしよう？」

などの不安を抱えてしまうことが、多くの方に見られます。

仕事や遊びを不安なく行うために当院を選ばれ、改善している方がたくさんいらっしゃいます。
それは、当院がぎっくり腰の原因となる筋肉の疲労、骨の歪みにしっかりとアプローチし、再発しないためのアフターフォローまでサポートする体制が整っているからです。

当院の治療コンセプトは、「症状の出にくい体づくりを提供すること」です。そのため、最初の検査時は患者様の「痛みの原因を診断すること」を大切にしています。
まず、

①いつから痛みが出ているのか？
②どこがどのようにして痛むのか？
③どの動きで痛むのか？
④骨盤の歪みは無いか？
⑤筋力の低下は無いか？　etc

など、症状に合わせて細かく一つ一つ時間をかけて問診、検査を行います。

このように一つ一つ丁寧にお話を聞いていくと、ぎっくり腰の患者様の多くに、筋肉の疲労や体幹の筋力不足が見受けられます。
しかし、いくらその筋肉を治療しても、それらを支えている土台（背骨や骨盤）が歪んだままだと、時間の経過と共にまた、不調の部位が出てきてしまいます。これが、ぎっくり腰を季節ごとに繰り返してしまったり、日常生活での腰への不安に繋がっているのです。

当院ではまず最初に、筋肉の状態に併せて丁寧に施術を行います。筋肉への施術を行うことで、血液の循環を促し、炎症物質（サイトカイン）を代謝し、強い痛みを軽減する効果があります。
次に、骨盤や背骨の歪みがあれば無理することなく痛みのない矯正を行っていきます。これにより、体の土台が整い、痛みの出にくい身体へと導いていきます。

また、皆様に自分の体の状態を知って頂く為に、検査から施術中、施術後にしっかりと体の状態をご説明いたします。施術前後の動きを確認して頂くことで、痛みの改善が実感できるはずです。

痛みの改善が見られてきたら、弱くなっている部分の筋力強化のための運動指導を行い、日常動作での注意点をお教えすることで、根本から痛みの原因を取り除いていきます。
もし、ぎっくり腰でお悩みでしたら一度ご相談ください。ぜひ一緒に「痛みを忘れる」将来に向けて、取り組んでいきませんか？

Q１．ぎっくり腰になったばかりですが治りますか？

A１．１度の施術で全ての痛みを取ることは難しいですが、特殊な治療機器や患部の冷却、固定をすることで多くの方は早期に回復しています。ぜひ当院にお任せください。

Q２．コルセットはした方がいいですか？

A２．ぎっくり腰の時には患部の炎症が非常に強く起こっています。お手元にコルセットがある場合には、患部を固定することで炎症をある程度予防できますので、痛みが強い場合には使用した方がいいでしょう。